今モニで読んでるマンガ

一日一更新、七十三日目。

わたしは週刊Dモーニングをアプリで定期購読している。もう何年めになるのか分からないくらいずっとである。月500円で毎週モーニングのマンガが読めるので、毎週紙の雑誌を買うことに比べたら安い。

おそらく近年、ジャイキリファンの皆様は、コミックデイズで単話買いされている方が多いことと思う。わたしはデイズがサービス開始する前からDモニに課金しており、その間にジャイキリ以外のマンガにいろいろハマってしまったため、単話買いに切り替えることができずにずっとDモニ課金勢として暮らしている。

Dモニの良いところは、木曜0時更新で全てのマンガが読めることをはじめ、Dモニ限定の作品も読めること、仮に課金をやめたとしても、課金していた期間のモーニングは全部DLできること、それに、Dモニアプリから切り取りたい場面をスクショして自動でSNSに貼り付け投稿する機能があることである(※作品によります)。

スクショは基本的に権利の問題でNGだと思うのだが、恐らくSNSでの宣伝効果を見込んでOKにしているのだと思う。スクショの右下部にハッシュタグ「Dモニ」と入るので、Dモニの許可付きスクショだと分かる仕様である。

サンプルとして今週のだんドーンの1ページ目を貼ります

 

この機能が感想ツイートをするときに結構便利で、腐垢でない方のアカウント(というものが一応わたしにもあります。ちなみに腐垢で繋がっている方のフォローは全然OKです)でだんドーン等の感想をポストするときに役立っている。

最近は、SNSで作者さんや編集さんが作品の感想を検索し、盛り上がり方で作品の人気の有無を確認しているというのはよく聞くところである。

腐海の住人としては、自分のような下賤の者が作品のファンであることが知れたら良くないことが降りかかると思うため、感想ポストについても検索避けを施してしまいがちなのだが、もしこちらの思惑通り、検索避けが完璧に成功し作者さんや編集さん(公式)から一切見つからずにファン同士のコミュニティのみで感想を交わすようになると、公式が「この作品、SNSで全然話題になってないな。人気ないし打ち切りにするか」と考え、最悪の場合作品が終わってしまう可能性がある。

であれば、仮に腐海の住人であったとしても感想は見えるような場所でおおらかに交わし合うべきなのだろうが、腐海の住人であることを公にしているアカウントがそういうことをするのはさすがに気が咎めるし、界隈の治安にも影響を与えるであろう。

…というわけで、わたしは腐垢でないパブリックなアカウントから、Dモニで読んで面白かった作品の感想を、たま~にポストしている。たま~にですけどね。

ジャイのキリに関して言えば、正直ここまで来れば打ち切りの心配はなかろうと思っているのだが、Dモニで毎週楽しく読んでいる他作品に関しては、そう高をくくってもいられない。というわけで、Dモニで今わたしが読んでいる作品について、いくつか紹介したい。(身内用という体ですが)

なお、わたし自身は腐海の住人ではあるものの、これから書く作品については一切そういう目で見ずに読んでいますとだけ、先に弁解させてください。

①だんドーン

https://morning.kodansha.co.jp/c/dandawn.html

先程今週の1ページ目をポストした作品。

『ハコヅメ』の泰三子先生が、メディアミックスも成功した大人気作『ハコヅメ』を一時休止して取り組んでいる意欲作。幕末~明治維新を舞台に、のちに「日本警察の父」と呼ばれる薩摩藩士・川路利良の生涯を描く。

今は、桜田門外の変の後、禁門の変の前くらいを描いているところだが、やはりバンバン人死にが出る展開はこの展開力の鬼・泰先生の骨頂というか、読んでいてゾクゾクする。特に、川路の天敵である多賀者の怪物くノ一・タカが出てくると、俄然物語が(不吉な方向に)盛り上がる。

ハコヅメも面白かったけど、歴女である泰先生の描く歴史モノもやっぱり面白いです。歴史モノはwikiを読めばその後の顛末が分かってしまうが、分かっていても「こう描くか~~!」とビックリしてしまうような仕掛けを用意しているところが流石。

②二階堂地獄ゴルフ

https://morning.kodansha.co.jp/c/nikaidojigokugolf.html

巨匠・福本御大の最新作。福本先生の作品をリアタイで毎週読めるって贅沢~!

タイトル通り、主人公の二階堂くんがプロゴルファーを目指して生き地獄を見る話。ゴルフなのでスポーツものであるが、ゴルフのルール全然分からなくても楽しめます。

物語前半は、とにかく地獄描写が凄まじい。地獄を描くことに定評のある福本先生だが、プロになりたくてなれず、毎年プロテストを受けては落ちている二階堂の苦しみは、さすがの地獄っぷりである。

命が危ぶまれたりすることこそ(あまり)ないものの、人に後ろ指を指され、好きな女には逃げられ、恩師や親から金を無心し、起死回生を信じて年に一度のテストを受けては落ち、少しの希望を見出して奮起しては寸でのところでチャンスを逃し…を繰り返す二階堂。地獄。そしてその二階堂に、ある日悪魔からのギフトのような異能の力が与えられるのだが…(←今ココ)

正直、「異能の力」なんていう超展開が来るとは全然思わずに読んでいたのでびっくらこきました。この「力」を行使するかどうかで二階堂はだいぶ悩んでいるが、ここまで異能力とか出てこなくても十二分に地獄っぷりを見せつけてきたので、現状では「異能展開、必要か…?」と思ってしまったりもする。しかしそこは筆圧の鬼・福本先生のことなので、この異能を用いて二階堂を更なる地獄に突き落としてくれることであろうと、怖い半分期待半分で楽しみにしております。

宇宙兄弟

https://morning.kodansha.co.jp/c/uchukyodai.html

言わずと知れた名作長編マンガだが、今いよいよ大詰めである。

なんか…そろそろこちらも終わりそうで、もしジャイキリと宇宙兄弟がほぼ同時期に終わるようなことになったらモーニングの売り上げはどうなってしまうのかと、往年の愛読者としては心配してしまう。

とはいえ、宇宙兄弟は月イチ連載なので、毎号の売り上げにそこまでハネるかどうかは分からない。でも両看板と言っていいビッグタイトルだけに、ねえ…。影響はありそうですよね。

というわけで、こちらも今ジャイキリくらい盛り上がっている。もちろん、やばい方向に、である。詳しくは書かないでおくが、「宇宙空間と聞いて我々が想像し得る一番遭いたくない目に、今六っちゃんが遭ってる」という感じです。(だいたい伝わってしまう気がする…)

その状態で、現実時間(連載期間)でもう半年以上経ってる。昨年末くらいから、毎月Dモニ更新が来るとソワソワ「宇宙兄弟、今週載ってるよな… アッ載ってる!やばい!読む前に呼吸整えないと…」みたいな気持ちになり、ぐっと息を詰めながら読み、読み終えてすぐ「…ップハァ~~~!今月はここまでかっ!…早く、早く続きをくれ!!」と思ってもう9月である。いい加減助けてあげてほしい…。六っちゃん……

④POLE STAR

https://morning.kodansha.co.jp/c/polestar.html

ポールダンスに挑戦する女の子のマンガ。上記のようにハードなマンガばかり追っているので、ここらで癒し枠である…

作者の人の絵がめっちゃ上手くてみんな可愛い。熱海が舞台なのだが、熱海に行きたくなる。主人公はちょっとヒネた中学2年生で、昔ポールダンサーをしていた(今はぽっちゃり体形の)お母さんと一緒に熱海に引っ越してきた。お母さんがポールダンスを踊る場面がカッコいい。知らないスポーツのことが知れるマンガって楽しいですよね。

⑤こづかい万歳

https://morning.kodansha.co.jp/c/kodukaibanzai.html

これも月イチ連載枠かな?モーニングのこういう、実話ベースのエッセイマンガって結構好きで楽しく読んでいる。(清野先生の「おこだわり」も面白かった)

いろんな人の、いろんなこづかいの遣い方、貯め方が面白い。こづかい制って、男性目線でネガティブに語られるイメージがあったのだが、これを読んでいるとみんな限られた予算を上手く遣って、楽しく暮らしているのだなあとほのぼのする。あと、暮らしのヒントみたいなものもあったりして、ためになることも多い。最近登場した「銭湯通いこづかい超人」にすごく共感しました。

⑥票読みのヴィクトリア

https://morning.kodansha.co.jp/c/victoria.html

『ミツナリズム』の作者さんが原作で『神の雫』の作者さんが作画の選挙モノ。お仕事マンガが多いモーニングらしい作品で、まだ始まって間もないが、なんか実写化しそうな雰囲気を感じる。

選挙で宣伝カー使う理由とか分かって面白いし、結構勉強になる。

 

今日はとりあえずこんなところで…。①と②が特に推しマンガです。だんドーン、ちゃんと警察組織を創生するところまで描いてほしいけど、何年くらいかかるかなあ。