コーヒーのある日常

一日一更新、五十五日目。

わたしはほとんどの知人に認知されている酒好きであるが、もし「明日から飲めません」と言われて一番困る飲料は、もしかしたら酒ではなくコーヒーかもしれない。酒だってもちろん困るけれど。

コーヒーは、一日一杯以上必ず飲んでいる。たまにコーヒーを飲まなかった日があると、「あ!今日コーヒー飲んでない!」と、なにやら損をしたような気がするくらいである。

コーヒーを飲むとき、わたしはだいたいミルクを入れる。砂糖は入れない。ホットコーヒーならミルクなしで飲むこともあるが、アイスコーヒーはミルクなしだとちょっと厳しい。ミルクで苦みをやわらげた方が美味しく飲める気がする。けど、お高い豆のコーヒーは、いきなりミルクを入れてしまうのはもったいないような気がして、まずは一口、ブラックで飲んでみることもある。

豆は、あまり酸味が強くない方が好みである。酸味が強くなければ、他の配分はわりとなんでもいい。どの豆が好きとか、エスプレッソがいいとか、そういうこだわりも全然なく、喫茶店などに入るとだいたいいつもごく普通のブレンドコーヒーを頼む。夏ならアイスコーヒーを頼む。

美味しい挽きたてコーヒーがコンビニで安く買えるようになったことは、誰が何と言おうと素晴らしいことだとわたしは思う。コンビニで買う急冷アイスコーヒーは美味しいのに、家で同様のやり方で淹れるとなんだか薄くて、あまり美味しくない気がする。なぜだろう。コンビニの氷が良いのだろうか?

家でコーヒー豆を挽きたいという欲求は前から持っていたのだが、憧れに対して毎日となると手挽きは面倒である。なので、電動ミルを買ってみたところこれが大変に便利である。家でも挽きたてが飲めるというのは大変捗る。豆にはあまりこだわりがないが、仕事で知り合った80代の女性(朝コーヒーを淹れて、一日4,5杯は飲むというコーヒー党)から成城石井で売っている豆が良いとオススメされて以来、成城石井でその時セールしている豆を買うようにしている。大容量で売っているためコスパが良くて美味しい。さすがは人生の先輩である。

紅茶も美味しいし好きなのだが、コーヒーは好き嫌いというより、もはや生活に欠かせないものになっている。仕事や書き物をするときにもコーヒーが横にないと落ち着かないし、会議や研修にも毎回コーヒーを持ち込んでいた。映画を観るときにも、だいたいいつもコーヒーを買う。手元にコーヒーがないと、なんだか落ち着かない。カフェイン中毒だからというより、恐らくそれが習慣というものなのだろう。

何度もコーヒーと書いていたらゲシュタルト崩壊を起こしてきたので、今日はこのくらいで。