しどしど

一日一更新、四十一日目。

あやうく二日連続更新できないところであった。

お盆は連続更新的な意味で鬼門である。お盆を鬼門などと、仏教と陰陽道の対立のようなことを言ってしまったが鬼門というのは言葉のあやであって要は「お盆は外出が多くて日記を書く時間がとれなくなりがち」というだけの話である。

昨日は高校の時の友達と会って納涼会をし、さんざんぱら酒を飲んで帰った。今日も両親が出てきたので弟宅に遊ぶに行き、1歳の甥っ子を愛でたのち母と酒を飲んで帰った。あわや今日も、日記を書かずガラスの仮面を読んで眠ってしまうところであった。

今、「さんざんぱら」と書いたが、書きながら「さんざぱら」だったか、「さんざっぱら」だったか…?と悩み、しばしの後「散々」に「はら」がかかっている言葉だろうから、「さんざん+(勢いをつけた)ぱら」と解釈し「さんざんぱら」と書いた。だが、その後に気になって調べてみたところ、実際は「さんざっぱら」が正解だったようである。

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雰囲気的に、落語や戯曲で用いられる江戸っ子言葉という雰囲気が漂っているな、と思ったらやっぱり出典は滑稽本らしい。「っぱら」あたりが粋な感じである。

これとは一切関係ない話であるが、わたしが他人様の書いた二次小説を読んでいるときに気になってしまう用語のひとつに「しとど」がある。

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リンク先にもあるように、「しとど」は「ひどくぬれるさま」を表す用語である。察しの良い諸氏にはもうお分かりのことであろうが、これは言葉通り「濡れ場」でよく遣われている言葉だ。わたしの二次創作での観測範囲内では「しとどになる」という風にはあまり遣われておらず、「しとどに濡れる」などと書かれているパターンが多い。恐らく言葉の重複にあたるのであろうが、そのくらいの誤用は個人的には問題にならない。(わたしもやったことがある気がする)

わたしの気になるのは、この「しとど」が「しとしとに」や「しどしどに」濡れた××、という風に表現されている場合である。まるで効果音のようである。

「しどしどに濡れそぼった場所を…」などと書かれていると、なにやら重い雫が滴っているさまを思い浮かべる。うむ。主にBLの場合、該当箇所は人間が分泌する液体ではなく、人工的な粘液によって濡らされていることが多いことから、むしろ「しどしど」くらいの擬音語によって表現されていた方が、べどべどした感じが出ていていいのではなかろうかという気がしなくもない。

たまに夜遅く、日付変更ギリギリになっての更新をしたので、ちょっとくらい尾籠な話題になってもよかろうと思うのであった。

明日も出掛けるので、更新できるか分かりません。ではまた、バッハハ~イ。