ダンジョン飯の続きが気になる

一日一更新、三十二日目。

今日は何を書こうかなあ。そうだ。昨日無料公開分を読み終わってしまったダンジョン飯について書くか。

ダンジョン飯、面白いですね。アニメ版が初見だったんですが、アニメが面白くて原作も読みたい(原作すげーいいから読んで!というポストをたくさん見た)と思っていたところに、60話無料公開が来たので読んだ。

60話というのは、だいたいアニメ(2クール分)でやったところ+3エピソードくらいのボリュームで、アニメで履修済のところも大変面白く読んだのであるが、ついに未読パートに辿り着いたぞ!と楽しく読み始めて間もなく終わってしまうので、とてもとても後を引く、非常に続きが気になる仕様になっている。もちろん無料公開というのはこれで大正解なのであるが、どうしよう。続き買っちゃおうかなぁ…。

ダンジョン飯のキャラたちはみんなとても魅力的で、見ているとだんだん仲の良い友達のように思えてくる。テンプレ的・属性的でない個性があるというか…。キャラクターの性格が多角的に作り込まれている感じがして、みんな一筋縄ではいかないのである。キャラの考えが物語が進むにつれて変わっていくせいか、生きている実在の人であるかのような肌触りがある。

キャラ単体で見るとイヅツミがすご~くわたし好みなのだけれども、読み進めるとやっぱりというか、どうしてもライオスのことが妙に気になってしまう。なんだろうこの男。そばにいて欲しくはないが、悪い奴かというとそうではなく、ではいい奴かというと、善性の人間であるとは思うがはっきりいいとは言えない、しかし妙にあとを引くというか、なんだか気になる奴なのだ…。

仲間たちから頼られつつもあまり信用されていない感じ、めちゃくちゃ分かるのだが、なぜかこの男、「わたしだけはライオスのことちゃんと理解してあげられるのに」みたいな謎の思考にさせるのである。え?!自分は夢属性ぜんぜんない人間と思っていたのに、もしかしてわたし…ライオスの夢女だった!?!

ライオスが、突拍子もない(しかしよくよく聞けば理に適っており、方向性としては正しいのだが人としての理性がどうしても理解を阻んでしまうような)提案をするたび、わたしの中の夢女が「やっぱりライオスってすごい♡知ってた♡」みたいな理解者ヅラをしたがるのである。しかしわたしという夢女の才に欠けた人間は、仮にあの世界に転生したとして、なにかの拍子に彼と言葉を交わしたりすれ違うことがあったとしても、絶対にライオスの記憶には残らないだろうし、残らぬよう振る舞うだろうと断言できる。

わたしに夢属性がないのは、自分が好きな人が自分のような些末な者を目に留めるはずがない、いや目に留めるようなことがあってはならないというこだわりがあることと、そもそもそばに寄りたくないような、性格に難のある男が割に好みであることが理由なのだと思う。赤崎遼も、浦飯幽助も、見ている分には可愛いが決して近くにいてほしくはないタイプの推しである。

なんか書いてたら、自分が思った以上にライオスが好きなことが分かってきたな…。これはもしかしてあれだ、好きって口に出すと本当に好きになっちゃうパターンのやつだ。

ちなみにダンジョン飯60話(わたしが読んだ最新のお話)は、それまでほんの匂わせ程度だったライマルが突然の盛り上がりを見せて、カプ厨がワクワクし始めたところである。マルシルもとんでもなく可愛くて大好きなのでこの二人の今後の展開が気になりまくるが、この後なんの進展もなかったとしてもそれはそれでかわいい。

あーやっぱり買うか、続きを…。完結済作品の大人買いって楽しいですよね。