新刊チラ裏

浅トラ14お疲れ様でした!
今回も本当に楽しい一日でした…お久しぶりの方や、初めましての方、いろんな方とご挨拶したりお話したりできて、ジャイキリの話とか、ザキセラの話とかして、本の感想とかも言っていただけて、至福のひと時を過ごせました。ありがとうございました。
読んで赤崎が好きになったって言っていただけたときには、本当に涙が出るほどうれしかったです。身に余る光栄です。
他にも、たくさんのお声をかけていただいて、本当に活動してきてよかったと思いました。イベント後のアフターご一緒してくれる友達もいて、話いっぱい聞いてくれて、本当にわたしは人に恵まれたなーと毎回思います。
これからも精進しようと思います。
さて、思えば個人誌もこれで通算9冊目(ジャイキリアーカイブを除く)。
(ほぼ)初の同人活動なので試行錯誤でやってきましたが、本当に早いものですね。
ていうか同人やってると一年って本当にあっという間に過ぎていく。生き急いでいる感ぱない。
先月だってもうユザキ書いてて終わったっていうか、ほか何してたか全然思い出せない…。おそろしいですねー
というわけで、毎回イベント後恒例の新刊あとがき(チラ裏)です。
(以下、新刊の内容に触れていくので未読の方はご注意ください)
っても今回はページの都合で余ったスペースにあとがき書いちゃったんでほぼそこで言いたいことは言ってしまったし、しかもそれがすげー蛇足だった気がしてるんですけどね…。
じゃあ書くことなんもないかっていうとそんなことはないんだ…ただそれを読んで楽しいかは別ですけど…
なんせここチラシの裏だから!蛇足が嫌ならブラウザバックだ!(定期)
あとがきにも書いたんだけど、今回は「湯沢は江戸川区在住」という設定が空から降ってきたことで書けたお話です。
ユザキ読むのすごい好きで、しかも幼馴染設定が結構あって(ジャイキリ二次あるある設定の10位以内には入りそうなくらいある)、そういうの書きたいなとは思っていたけど、湯沢のキャラがあまり自分の中で定まってなくて。
そこに江戸川区っていう背景が突然ぱっと浮かんだことで、あっユザキ書けるこれ!ってなったんですよね。
表紙の写真はお話の中でもたびたび出てくる川沿いの道です。
1月のある日に自分で写真撮りに行ったんですが、お散歩も含めて楽しかったです。
昔、江戸川区に何年か住んでたことがあったんですよ。湯沢の家は小岩~船堀あたりのイメージだけど、わたし自身は葛西のへんに住んでたんですね。
で、当時よく自転車で深夜に徘徊してたんですけど、海へ続く大きな川と、その川沿いのゆるーくカーブしてる人気のない一本道と、川の向こうで首都高のテールランプが続いてる感じが、なんかこう、解放感と心細さみたいなものが同居してるというか、妙に印象に残ってたんですよね。
(もしかしたらそのときの自分の、将来への漠然とした不安みたいなものが風景をそう見せてたのかもしれないですけど)
で、その景色のイメージが自分の中で湯沢と重なるっていうか、なんかそういう。
赤崎が浅草界隈の下町出身なのは鉄板なんだけど、湯沢はちょっと離れたベッドタウンの辺りって気がする。
そんでね、あのへんは千葉から都内に出る人で、電車激混みなんですよ。だからもし浅草まで通うなら、そこは自転車がいいよねって思ったんですよね。
そのへんで湯沢のキャラが固まった気がします。(…ってわたしが作ったキャラじゃないんだけど。原作の湯沢がまだ正直よくわからないので、多少自分の中で肉づけしないと書けないっていうか)
「片思い厨です」というのもあとがきに書いた(書いてしまった)のですが、最近こそ雑食になったものの、わたしは元々けっこうな原理主義者というか、
「『俺が好きなのは男じゃなくてお前だ』が至高。両想いになった時点でホモが二人いることになっちゃうから、一番自然なのは片思い」
みたいな思想の持ち主だったんです。
それが今じゃもー、基本何でも美味しくいただける節操なしになりましたよ。いやー丸くなったもんだぜ。
でも丸くなりはしたけど、一番好きなのってやっぱりそういうやつで、今回はちょっとその、自分が一番好きなBLみたいなものにチャレンジしてみました。ら、すっげー書くの楽しかったです…。またこういうの書きたい。
でもわたしの本当に理想のやつを完遂しようとすると、ふつーにバッドエンドでカプは成立せず、想いをこじらせた攻めが受けをレイープして終わるから…
それで困るのは原作との整合性が悪いという点なんですよね。原作の二人から大きく逸脱したくない主義と喧嘩するんですよ…。
なので今回のGO☆KANは未遂に終わるしかなかったっす。(つか原作未満のところから時系列で追ってきたのに最後それって、いくらなんでもあんまりじゃないか…とさすがに自分で思いました)
でもいつかやってみたいです。
そういう理想を叶えたお話に出会うとガッツポーズで震えます。原作準拠で片思いこじらせた末に無理矢理ってやつ。
すごい…理想の世界…さいこう…って平伏します。
でもガチの無理矢理って、書くの超絶難しいとおもう…。
ただでさえero書くの苦手なのにすごいハードル高い。eroについてもっと鍛錬がひつようと改めて思いました。
しっかり状況を再現できる表現力を身につけなければ…そのためにはもっとeroを書かねば。が…がんばるぞー
えろから離れた話に戻ります。
赤崎に誰かが片思いしてるやつを読みたかったので自分で書いたんですけど、誰も赤崎に片思いしてくれなさそうな中で湯沢は本当貴重な存在だなと思いました。
ありがとう湯沢…赤崎と同い年でいてくれて…。
だって赤崎ってあんな性格だし、誰かに想われるなんてちゃんちゃらおかしいっていうか…。
赤崎って、女子が修学旅行で好きな男子の話をしてるとき、実はわたし赤崎くんが…って子は絶対「えー!やめなよ」「趣味わるっ」って言われるやつじゃないですか。
顔は悪くないんだけど、性格悪いだけならまだしもなんか存在がイタいんだよねっていう。
そんな赤崎に片思い…そんなの、そのキャラに失礼じゃねーかと思ってしまういきおい。
でもワンチャン湯沢なら、特に赤崎に片思いしててもおかしくはないんでないかという希望。
湯沢を見下げているわけではないです全然。むしろわたしは何故こんなに赤崎を見下げてるんだろうな。
でもね…わたし、ここだけの話結構赤崎にドリーム抱いてるフレンズなんですよ…実はね。
けど、赤崎ごときにドリーム抱いてたらおかしいんじゃないかって脳内の同じクラスの女子が言うんすよ…。
だから普段は、赤崎なんて童貞だしwwって言いつつ、誰か赤崎に片思いしてお願い…って密かに思ってたんです。
で、今回のユザキで、わたしが赤崎に抱いてるドリームを全開にしてみたんです。
そしたらすごい書いてて楽しくって…。
でもマジ妄想いちじるしい自覚あるし他クラスタさんが読んだら「これ書いてる人赤崎にドリーム抱きすぎじゃね?」って面白くなっちゃうんじゃ…ってホント思ってて、修学旅行の夜みんなに笑われる気がしてて…ホント…赤崎って…なんなの。
今回はだから本当に自分にしか需要のないドリーム小説(※夢小説とは異なる)だと思って作ってたんですけど、そういう自分のドリームと性癖を詰め込んだやつを、思ったよりたくさんの方に手にとっていただけたのがすっごいすっっっごい嬉しくてですね!
赤崎が片思いされるって、もしかしてわたし以外も求めてたやつなん??赤崎クラスタ以外にも受け入れてもらえる妄想なん????っていう。
でもあんまり自分の妄想世界すぎてコレやばいんじゃね?って、あのー冷静な判断ができないっていうか、その上もう何度も読み返しすぎてなんかおかしいとこあっても自分で気づけないっていうか、本当に自分のためだけのそういうアレなので本当…期待外れだったらすみません。
でも書いててマジ今回のは楽しかったっす。湯沢のことも改めて好きになりました。
あ、それから作中三雲と湯沢の絡みが若干あるんですが、あの「トップでまた東京ダービーやろうぜ。そん時はシュート決めてやるよ」みたいな三雲のセリフを書いたあとに本誌での連載再開が発表され、再開第一号の連載で三雲のシュートを湯沢が止めてた(あっ本誌ネタバレすみません)のを読んだときには、なんか原作が自分のお話にリンクした感じがしてとてもうれしかったです。
湯沢ますますがんばってほしい…。
今後原作でもし赤崎と会話とかしてくれたらうれしすぎて全俺が昇天します。既に昇天寸前だというのに。ひー
という、長々とした蛇足でした。
もしここまで読んで下さった方がいたとしたらお疲れ様でした。
次は浅トラ15なので、新刊出す以外にもなんかやりたいなーとは思ってます。赤崎祭り。
知らん間に赤崎結構な人気キャラになってたみたいで…みこしを担ぐなら今…かもしれない…。
固まったらまたお知らせします。
長文におつきあい下さりありがとうございました!!