運動

一日一更新、二十日目。

昨日・一昨日とコンサドーレ関連の話題が続いたので今日は全然違う話をしたい。

皆様、運動ってお好きですか?

ここ数年で気づいたのだが、どうやらわたしはわりに運動が好きみたいだ。運動というか、身体を動かすのがそれほど嫌いじゃない方というか。

学生時代は、自分は運動が苦手なんだと思っていた。思っていたというより、実際に苦手意識を持っていた。小学生の頃はこう見えて(?)短距離走で意外に良いスコアを出したこともあったのだが、運動苦手の一番の原因は、なんといってもスポーツテストでしたね。最近の(最近でもないか)学校ではスポーツテストはやらなくなったと聞いたが、昔はそういうものがあった。

短距離走長距離走走り幅跳び、遠投、ジグザグドリブル、反復横跳び、背筋力、握力、垂直飛び、などなどの競技で数値を測り、生徒の能力をABCで判定する。もちろん細かいことは忘れたので間違えていたらすみませんが、こんな感じだったと思う。

そしてわたしはこのスポーツテストで、何回も「判定外」を出していた。ABCの判定基準にすら載せられないくらい運動能力が低かったということである。短距離走とかはそこそこだったと思うのだが、自分でもよく覚えているのが遠投とジグザグドリブルがとにかく苦手だったことで、投げたボールは判定の線が引かれている位置まで届かないし、ジグザグドリブル(バスケットボールでやってた気がする)は、競技中に何度もポールを倒したりボールをロストしたりしてやり直しをさせられ、最終的にはクラス全員が「まだあいつやってんのか」「早くしてよ…」みたいな感じで待っている中、それでも終わらずに最終的には見かねた先生が「もう無理だったってことで終わりにしましょう」と切り上げていた。

逆に、今考えればなんでわたし以外の子たちはみんなちゃんと終わらせられていたのか疑問になるような難しい競技だと思うのだが、屈辱の記憶が、実際よりひどい目にあったと思わせているのだろうか?

なんにせよ、そのように「自分は運動音痴である」と丁寧に思い知らせる儀式であるスポーツテストによってわたしは無事に運動嫌いになり、小中高と体育の授業をできるだけ省エネでこなしたり、運動部を避け文化部に入って過ごしたりしていた。同世代の人で、同じ目に遭って運動嫌いになり、運動嫌いになったついでに運動が得意な陽キャを忌み嫌うようになった人も多いことだと思う。

しかしそんな風に運動能力をジャッジされた時代を遠く過ぎた今、気づけばわたしは「あれ?けっこう散歩好きだな」「ランニングも意外に気持ちいいな」「ジムで黙々と、誰とも会話せずに機械運動するの嫌いじゃないな」「筋トレって、やると身体が楽になるな」「エスカレーターに乗るより階段上った方が早いし、なんか運動したような気になって楽しいな」みたいな感じで、ジワジワと身体を動かす楽しさに気づいてきた。最近では、一日一回はそれなりに身体を動かす時間をとらないと落ち着かない。まる一日家にいて外に出なかったみたいな日も、じゃあ家にいるんだからリングフィットだけはやろうとか、10分だけなかやまきんに君の動画見ながら筋トレしようみたいになる。

もしかしたら、わたしは結構運動が好きなのかもしれない。今からバリバリスポーツを始めようという気にはさすがになれないものの、もっと早くに運動の楽しさに気づいていたら、何かやってみたかったなあ。

ゴルフくらいなら今からでもできるかなあとちょっと企んでいる。そんなに身体能力を必要としなさそうだし…(エアプ勢ゆえの舐めプ発言)

どなたか一緒にやりませんか?ゴルフ。